日本国憲法の第27条第1項にはすべての国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。
という条文があります。勤労の義務を規定した条文です。
「勤労の義務」は、憲法が定める三大義務の一つであり、以下の三つが挙げられます。
教育の義務(第26条第2項)・勤労の義務(第27条第1項)・納税の義務(第30条)。
働き方は選ぶ事ができますが、学校を卒業して就職する際には
ほとんどの人が会社に就職する道を取ります。
すぐに起業して会社を経営する人はほとんどいません。
なので経営者として社員を雇って経営するという経験ができる人は
一握りの人だけです。
私は会社員を卒業して晴れて会社を経営するに至りました。
そこで感じたことは圧倒的な『責任』という重圧です。
もちろん会社員時代にも責任はありました。
しかし重さが違いました。
会社員時代には様々な失敗をしてきました。得意先に怒られたりしました。
しかし会社には歴史があり、長く積み重ねてきた実績・信頼があります。
会社員として働いていたときには会社という看板があり、
それが社員を守ってくれていました。
失敗してもこれまでの実績・信頼関係で大きな事態にはなりにくかったです。
会社員を卒業して経営者として活動していると自分の力の無さを実感する場面が多い。
事業資金の調達でも会社なら1,000万円・2,000万円を銀行から調達するのは
容易ですが、個人では難しい。事業経験がない私にはかなりハードルが高い。
失敗をしてお客様に迷惑をかけたら、信頼関係もないのですぐに取引中止です。
そうなれば売上が減り一気に経営難になります。
会社員時代には得意先から注文が無くなっても、
仕方ないで済ませていたことがありました。
必死で挽回しようとは思いませんでした。
失敗で被る影響の大小で責任感が付くと思います。
会社員時代は大きな売上があるいわゆるSランクの得意先は
若い社員はあまり担当させていませんでした。
これは会社の方針だったかもしれませんが、
それが社員の責任感をつけるのを阻害していた一因ではないかと思う。
今は嫌でも重要な話の決裁などをしないといけない。
分からないでは済まされません。
分からないなら自分で調べて判断をしないといけない。
重要な得意先ほど、人は慎重になり日々、気に入られようと努力します。
今はその重圧が自分を成長させてくれています。
分からないことは自ら勉強し、新しいことを積極的に試し、取り入れていく。
日々努力して知識・技能を習得して業務の効率を上げるか。
それが私と会社の成長に繋がっています。
自分を成長させたいなら普通の相手ではなく、
変人と仕事をしてみてはいかがでしょうか?
それではまた、レディゴー。
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