- ・和歌山マリーナシティーについて
和歌山県和歌山市毛見沖の和歌山湾にある人工島。1994年(平成6年)に開催された世界リゾート博に合わせ、松下興産(当時)によって作られた。
開発総面積は65ha(陸地49ha・水面16ha)であり、1989年(平成元年)に着工され、1994年(平成6年)に完成した。人工島には、テーマパークの「ポルトヨーロッパ」「和歌山マリーナシティホテル」(旧ロイヤルパインズホテル)などの施設があるほか、リゾートマンションも建設されている。また、島内のヨット倶楽部は、わかやまマリーナシティ海の駅として国土交通省より海の駅の登録を受けている。2016年(平成28年)度の入島者数は約300万人。
島の造成にあたって、埋立用の土砂は旧下津町(現在は海南市下津町)丸田の土砂採集場から採取された。バブル景気の頃にはこの旧下津町の土砂採集場跡地もリゾート開発される計画であったが、実際にはメガソーラー(NTTファシリティーズF海南太陽光発電所)と蚊取り線香の工場(大日本除虫菊和歌山工場)が立地している。
2015年以降、全国高等学校総合体育大会ヨット競技大会がこの年の近畿ブロック開催を機にここで固定開催されている。
2015年(平成27年)12月17日に和歌浦一帯はみなとオアシスの登録をしていて、当館はみなとオアシス和歌山を構成する施設の一である。
2018年(平成30年)和歌山県が統合型リゾートの候補地としてマリーナシティを指定し、イントランスが和歌山マリーナシティホテルなどの信託受益権を取得して開発の検討を行ったが、のちにコロナ禍で売却された。
2020年東京オリンピックの聖火リレーでセレブレーション会場となった、聖火ランナーは公募により1万人程度が選ばれた、聖火リレーについて、組織委員会はスポンサー企業4社と各都道府県実行委員会が行ったランナー公募に延べ53万5717件の応募があったと発表した
・雑賀崎について
雑賀崎(さいかざき)は和歌山県和歌山市にある岬。瀬戸内海国立公園の指定特別地域。雑賀崎漁港周囲の丘陵部に家々が建ち並ぶ風景から「日本のアマルフィ」とも呼ばれる。
和歌山市南西部に位置する海岸和歌浦の一部で奥和歌浦(おくわかうら)とも呼ばれる。1933年(昭和8年)からは和歌山市の大字名となる。「新日本観光地百選(1950年)」で海岸の部第1位にも選ばれた古代からの景勝地である和歌浦は、1970年代から始まった「開発」という名の環境破壊によってその景勝海岸の大半を失った。当岬は和歌浦に残された唯一の自然海岸景勝地である。
戦国時代は雑賀孫市を頭領とする雑賀党の本拠と伝わる地で、雑賀崎城があったとされる。海上交通の要衝紀伊水道に面しており、県の天然記念物で「鷹の巣」と呼ばれる断崖に建つ雑賀埼灯台からは友ヶ島から淡路島、四国まで一望できる。江戸時代には、リアス式海岸を構成する小さな岬の一つ「番所の鼻」に紀州藩の見張番所が置かれていた。
・史跡和歌山城について
和歌山城(わかやまじょう)は、和歌山県和歌山市一番丁にある日本の城(平山城)である。徳川御三家の一つ紀州藩紀州徳川家の居城である。城跡は国の史跡に指定されている。
和歌山城は和歌山市の中心部に位置する標高48.9mの虎伏山(とらふすやま)山頂に建造され、北部を流れる紀の川を天然の堀とする。本丸の北側に二の丸が配され、その外に大きく三の丸が配された、梯郭式平山城である。
徳川頼宣は1621年(元和7年)より城の大改修と城下町の拡張を始め、計画では完成時より更に大規模な城構えになる予定であったが、大規模な改修であったため幕府より謀反の嫌疑をかけられるほどであった。しかし、附家老安藤直次の弁明で事なきを得た。また、外堀も拡張して総構えにしようとしたが、これも幕府より嫌疑をかけられ中止させられてしまったため、堀止の地名が残っている。後、数度の火災に遭ったが、その度に再建された。現在、城跡として現存しているのは最盛期の4分の1ほどの面積である。
その他、特徴としては時代によって異なる石垣の積み方などがある。それに、豊臣・浅野時代の石垣には刻印された石垣石がある。模様は約170種類、2,100個以上の石に確認されているが、その大半が和泉砂石である。
明治維新後も本丸の天守、櫓群は遺ったが太平洋戦争末期の和歌山大空襲で焼失する。 現在は、本丸と二の丸が市立和歌山城公園となっており、本丸南西部には和歌山県護国神社があり、南の丸には和歌山城公園動物園がある。主に三の丸跡等には和歌山県庁舎、和歌山市役所や和歌山市消防局、和歌山地方裁判所・和歌山家庭裁判所・和歌山地方検察庁をはじめ公的機関や学校、商業施設、オフィス街、和歌山中央郵便局、県立近代美術館・県立博物館などがある。
遺構として石垣、堀をはじめ、公園内には岡口門と土塀、追廻門が現存している。中でも岡口門と土塀は国の重要文化財に指定され、二の丸にある大楠は和歌山県指定天然記念物である。また、大小天守群とそれに続く櫓・門、大手門・一之橋が復元されてある。
(参考 wikipedia)
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